海外で生活していると国では珍しかったものが手軽に買えたり、またはビックリするぐらいお安く買えたりもします。そういう時に国にいる家族や友達に送りたいなと思いながらも、郵便の仕組みが分からず躊躇ってしまうことも多々あります。
アメリカでも他州はそうでもないとお聞きしますが、ニューヨークではその不親切さと分かりづらさで悪名が高い郵便局です。
今日はこのアメリカ郵政の仕組み、料金、発送の際の注意点などをまとめたいと思います。
Photo credit Thana Thaweeskulchai

この記事は小包編です。葉書や手紙は前回の記事をご参考ください。


国際郵便小包の種類
まず、アメリカ郵政の難しいところはこの種類が多すぎるという点です。種類は
① Fist class package international
② Priority mail international
③ Priority mail international (Flat rate)
④ Priority Express mail international
⑤ Priority Express mail international (Flat rate)
⑥ Global Express Guaranteed
という風になっており、ぴったりとは当てはまりませんが日本の仕組みと比べると
①（一般郵便）
↓
②③（書留）
↓
④⑤（書留速達）
↓
⑥
の順で料金も高くなりますし、その分届くのも早くなります。


Flat rateとは？
②③と④⑤は同じ種類ですがFlat rateという名がつきます。この一律料金プランの小包はPriorityとExpressのみで利用可能で、特徴は、指定の箱や封筒を使うことで一律料金で送れるということです。料金は箱や封筒のサイズによってあらかじめ決まっており、中に入れる物の重さとは関係がありません。なので、小さくて重い物の場合はこのFlat rateを利用するとお得でしょう。
せっかくのお得サービスですが、指定の箱を使わないとFlat rateとして送ることができませんのでご注意を。箱は郵便局に大きさごとにたくさん置いてますし、HPで注文して家に届けてくれるサービスもあります。
箱：指定
料金基準：箱によって決まっている
トラッキング：可


Priority / Priority Express
Flat rateは一律料金というのもあって、郵便の種類がよく分からなくても送れるので便利です。ただし、Priorityは箱の大きさで料金を決めるものであって、大きさに比べて軽い物を送る場合は損です。または指定の箱にビミョウに入らないサイズの物を送るときも、ワンサイズ大きい箱を利用するとお値段もぐっと上がってしまうのです。
Flat rateじゃない②か④だと全体重量で料金を決めるので、軽い物の場合はこっちがお得です。
箱は指定の物じゃなくてもけっこうですが、郵便局に置いてある（またはこちらもネットでオーダーして家に届けてくれるサービスあり）Priorityのシールを箱につける必要があります。
箱：規制なし（ただし、シールをつける）
料金基準：重さ
トラッキング：可



First class package international
私はいつもこのファーストクラスメールという言葉が高級感があっていいな〜と思ってしまうのですが、実は一番安くて基本的な送り方なんですよね。
これは日本で言う一般郵便物であり、国際便をこれで送るとトラッキングができないという欠点があります。もちろん届くまでの時間が長いのも短所の一つ。
しかし、何と言っても安いのです。アメリカ郵政は国内便はどんなに遠い州に送っても安いのに、カナダやメキシコなどはむしろ国内より近いにも関わらず海外郵便だからとても高くなります。特に日本のように遠い国だと、下手すると中身より送料の方がかかるので、欠点はあるけれどもファーストクラスを重宝しています。
箱：規制なし
料金基準：重さ
トラッキング：不可



　おさらい　
送る荷物をまとめて全体のボリュームと重量を確認
↓
とにかく安く送りたい、
または時間に余裕がある
<First class package>
↓
ボリュームに比べて重い
<Priority / Express Flat rate>
↓
・指定の箱に適切なサイズがない
・かさばるが重くはない
<Priority / Express>
↓
とても大事な物なので
信頼できるサービスで送りたい
<Global Express Guaranteed>
ただし、このGEGは送料が想像を超えてしまうのでご注意です (^_^;A


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