アメリカから日本に手紙/葉書を出す -封筒の書き方や切手、国際郵便総まとめ(2014年版)

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この記事は2013年に書いたものですが、2014年1月の郵便料金値上げにあわせて一部を改めました。


今は時代が代わって国際電話が高いわけでもなく、スマホなんて使いこなしているご両親も珍しくないから、留学/海外赴任をしていても国際郵便を利用する機会は少ないです。

しかし、年賀状や寒中見舞いなど季節の挨拶、お祝いの言葉などはやっぱり手書きで送りたい!と思っている貴方 m9(・∀・) !!
でも国際郵便って怖いし、封筒やら切手やら分からない〜と、
挫折してしまった貴方! m9(・∀・) !!


そんな方々のために、今日はアメリカから日本に手紙を出す方法を、外国人目線で優しく、しかし郵政ヲタクの目線で徹底的にまとめたいと思います。


※今日は手紙/葉書の「一般郵便物」をまとめます。書留、速達、小包は含まれませんのでご了承ください。



1.封筒
昔は国際郵便というと赤と青のシマシマ縁の封筒が定番でしたが、今はあの封筒じゃなくてもいいです。
普通に使いたい封筒を使っていいので、まちなかで売っているカードや便箋セットの封筒をそのままどうぞ。
もちろん赤と青のシマシマもオッケーです。


2.宛先の住所
宛先の住所はローマ字で書かないとダメなのか?と思ってしまいがちですが、日本語で書いてもいいです。
むしろ日本の国内便と同じく漢字で書いた方が安全という説もあります。漢字の氏名があれば、万が一住所が間違っていても日本郵便が探してくれる場合があるからです。

ただし!
JAPANだけは封筒の右下にちゃんとローマ字で書かないといけません。
このJAPANを認識して郵便物を振り分けし、日本にまとめて届けるわけです。その後の配送は日本郵便が担当するので国内便と同じ扱いです。
一説では「赤で書かないとダメ」という説もありますが、国際規格は青か黒です。
でも事実上色はどうでもいいです。私は時には赤で、時には黒で書いていますがほぼ全部届きました。(この「ほぼ」については後ほどまとめます)


3.送り主の住所
これがまた間違いが多い部分です。
日本の国内便と違って、国際便は送り主の住所が宛先より上に来ないといけません。封筒の左上(上の画像で灰色を塗っている部分です)

これを間違えると自分に戻ってくるので気をつけてください。アメリカでは下にある住所を宛先だと認識してしまうんです。
どうしても自分の名前を上に書くのは気が向かないと思う方は、封筒の裏面に書く方法があります。私はこれが原因で郵便物が戻って来たことがあるのでいつも裏面に書いています。


4.切手
現在(2013年2月)時点でアメリカから日本への国際郵便の切手代は1.1ドルです。
2014年2月の時点でアメリカから日本への国際郵便の切手代は1.15ドルです。

形状や大きさへの制限はなく、重さが1オンス未満(約30グラム)の場合は一律です(葉書も同額)。
この1オンスを越えると
2オンスまで2.05ドル
3オンスまで3ドル
2オンスまで2.13ドル
3オンスまで3.12ドル
との決まりですが、普通の便箋かカードだけだと30グラムを越えることが殆どないので、1.1 1.15ドルと覚えておけばいいでしょう。

封筒がよっぽど大きい(書類封筒みたいな)ものじゃ無い限り、市販の便箋セット/葉書/カードを問わず、中に重たい金属とかが入ってないと
国際郵便用の切手1枚で送れます。

郵便局で Global Forever または International mail stamp と言うと買えます。
アメリカ郵政のHPでも買えますが送料が1ドルほどつきます。

*Global Forever 切手とは?

アメリカには国際郵便専用の切手があります。写真のはこの2月に発売されたばかりの新切手。

この切手には金額の表示がなくForever とあります。
このForeverはアメリカ郵便の特殊な制度であって、国内用Forever切手と、今回発売された国際用Forever切手の2種類があります。

Forever切手は株みたいなものなので、変動価額です。

よけいに難しくなりましたが、分かりやすく言うと、

Forever切手は金額ではなく、「手紙を1通送る権利」を買う仕組みで、買った時点の値段・実際に使う時の郵便料金と関係なく手紙が送れます。

つまり、一回買っておくと料金改正でいくら値上がりしたって値上げ分を買い足すことなくこの切手だけで送れるとの意味です。

Forever切手が導入されてからアメリカ郵便はしょっちゅう切手代を上げています。
国際郵便を頻繁に送る予定の方はまとめてたくさん買っておくと、値上げなど気にせず送れていいでしょう。


5.投函
手紙・葉書を問わず、上の条件が揃っていればお近くのポストに投函できます。

最後のチェックポイントをおさらいしておくと
①送り主の住所は上か裏面にあるか
②表面右下にJAPANと書いたか
③切手の金額があっているか/またはGlobal Foreverか



これでアメリカ郵便と(鷹)、日本郵便(燕)さんが協力して
嬉しい便りを届けてくれること間違いなし!

アメリカでの生活について、または日頃の感謝の気持ちを手書きで綴って大切な方々に送ってみるとどうでしょう?




その他
*郵便事故
アメリカ郵便は日本に比べるとサービスの質が落ちます。郵便物が紛失されることも、ないとは言えません。なので、ほんとうに重要で紛失されると困る郵便物は日本の書留のようなサービスを利用した方がいいと思います。上記の説明は一般郵便物の場合です。


*Air mail と書かなくてもいいのか
日本からアメリカに送る時は知りませんが、
アメリカから海外に送る時はAir mailと書かなくてもいいです。
それは、アメリカは国内便も航空便なのでAirという単語が国際郵便を意味しないからです。
私はたまに First class international mail to JAPANと書く時もありますが、
もちろんこれもJAPANだけ書いた時もちゃんと届きました。
ちなみにFirst class international mail は第一種国際郵便物という意味で、一般郵便物をファーストクラスと言うらしいです。


*可愛い切手は使えないのか
Forever切手だと簡単ですが、同じ相手に何通も出すとやっぱり切手のバリエーションをしたくなります。
しかし国際郵便用の切手はデザインが少なく、国内用の可愛い切手が使えたらいいな〜と思えて来ます。もちろん同じ郵便局が出している切手なので国内用も使っていいです。
その際には若干の手間をかけて金額を計算して、国際料金を満たさないといけません。

例えば今(2014、2月)を基準に説明すると国内Forever=49セント、国際郵便=115セント。
国内用のForeverを貼るんだったら
①3枚貼って(49X3=147)オーバーした金額32セントを諦めるか、
②Forever2枚(46X2=98)に17セント分の小額切手を足して115セントを満たすかの方法があります。

もし、Forever切手が値上げして50セント、国際郵便が1.5ドルになったとすると
国内用Forever切手をいつ買ったか、どんなデザインのものか関係なく
Forever3枚(50X3=150)でオッケーというわけです。

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