実に賢いアメリカの「購読」商売術

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以前にも一回書いたことがありますが、私も夫も読み物が大好きです。特に新聞を読むのが好きで、別に英語だとか日本語だとか語学力とは関係なく、その日の朝に配達してもらった新聞をパッと開くのが大好きなんです。夫はその後ぐちゃぐちゃにしてテキトウに投げておくのも好きみたい;;; ←めんどくさいヤツ (# ・`д・´) ムカッ!!

大阪にいたときは朝日新聞を購読。夫は日本語はイマイチだけど、漢字力だけはすごいので漢字だけを拾ってそれを読んでたし、私も熱心に読んでました。好きな記事の切り抜きは今も持っています。

そんなヘンタイな私たちなので、ニューヨークに来て間もない時にあの名も高いニューヨークタイムズを道端の新聞販売店で買って
「これか!!ニューヨークタイムズ!!!」と二人して興奮したものです。

しかし、ニューヨークタイムズ。めちゃ高い!
街で新聞を買うと、確か2〜3ドルはしたと思います。で、この国の新聞代すごく高いな!と驚いてたら
購読はまた安くてビックリドンキーなお値段。購読すると一日分あたりの値段がグッと下がって半額近くになるんです。それに初期のプロモーションもあって割引の効くこと効くこと。。。
週刊誌のニューヨーカーはさらに破格で、1冊6.99ドルのマガジンが1年分(47回)で70ドル!
これは購読すべし!ではありませんか?
早速新聞も週刊誌も購読しました。ニューヨーカーは6ヶ月か1年分先払い、新聞は月々に請求か来る仕組み。特にニューヨーカーがものすごく安くなるので6ヶ月申し込んであまり読まないのであれば次切っちゃえばいいんだなとの考えてあまり深く考えずに申し込みました。

が!
その6ヶ月後、
購読の優待価額はクレジット決済に限られていたのでクレジットを切ってしまったのですが。。。6ヶ月後に「自動更新しちゃうからイヤだったら電話してね」的なメールが送られてきました。その締め日まで何かしらと忙しく、うっかりしてしまったら今度は1年分の購読料をドーンと取られてしまった Σ(◎□◎|||)
正直、ニューヨーカーは一つ一つの文がとても長くて、私みたいな英語下手には向いておらず、最新情報が好きな夫もニューヨーカーよりニューヨークタイムズに向いていたので辞めるつもりだったのが1年分も取られてしまったからには読むしかない。と、なくなく新聞を辞めてニューヨーカーに専念することにしました。

新聞を辞めようとしたらまたこっちも大変。
購読を取るときはネット申し込みでいいけど、辞めるには電話でしか対応してくれない。英語上手な夫がいるから助かったけど、その電話のしつこいことしつこいこと!!!
今辞めずに継続したらこんな割引をしてあげるよと口説いたり、もう一度考えてみろと説得されたりとなんやかんや長々と電話してやっと辞めれた。が、その後DMの来ること来ること (*-д-)-з

それで「購読」ということにウンザリしてしまった私たちは
来年も購読更新しちゃうよ〜!的なメールがニューヨーカーから送られてくるやいなや電話して止めてしまいました。

この年間メンバーシップの自動更新はアメリカでは基本オプションなので
例えばアマゾンのプライム会員も1回登録すると自動更新が基本設定なんです。1年後に「もう終わったから延長する?」と訊くんじゃなくて「自動更新するからイヤだったら連絡してね」的なやり方が一般的です。それに、DMも散々送られてくるからあまり注意して読まずにパスしがちですよね〜〜
だから何かの有料会員登録をしたり、購読を取ったりするときは「契約自動更新」に気をつけないとダメなんです。なんでもクレジットカードで支払う文化だからまた可能な話。

一冊ずつ買うよりは遥かに安いから購読したくなる。
でも「入る時は簡単でも辞めるときは話が違うぞ!」的なやり方。
不法行為ではないけど、一瞬うっかりしたり怠ったりすると1年分更新されちゃったりするこの仕組み。
賢い商売術だな〜と思いました。


ということで、後わずかなニューヨーカーの購読期間、
長くて読むの大変だけど頑張って読んで行きたいと思います。購読が終わってしまうと英語と絶縁した生活になるはずなのでちょっとは寂しいかな

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