NYとソウルと大阪、三都のタバコ事情
by ハンハン
日本に住んでたとき、よく聞かれたことの中に「日本に来てビックリしたことってありますか?」という問いがありました。
やっぱり外人の目に自分の国がどう写っているのかはとても気になります。私もよく日本語の先生に聞いたりしたものですが、いざワタクシがその質問を受ける立場になってみると「さあ。。」としか答えようがないのです。だって、最初の1年は何がなんだか分からなかったんだし、その後の2年はもう慣れてしまって「ビックリ」することが殆どなくなったからです。
アメリカの生活も1年を過ぎてからは「フーン。そうなんやー」と流してしまうことが多くなりましたが、ニューヨークに来たばっかりのときに散々驚かされた光景は何と言っても歩きタバコです。今日はそのタバコに関する三都(NY、ソウル、大阪)の話を書いてみようと思います。
Photo copyright © Ben Raynal
韓国
近頃は韓国もずいぶんクールになったというか、他人のことにすぐ口を出す習慣が治まってきた気がします。しかし10年ほど前には公共の場で女子がタバコを吸うと、どこのおっちゃんにどう怒られるか分からない社会でした。堂々とお酒とタバコが買える歳になっても、いざ吸おうとすると人目が怖い。
今は社会の雰囲気も変わり、大人の個人としてタバコぐらい吸いたいだけ吸える世になりました。と思いきや、今度は禁煙建物の急増に「吸う場所がない」!ほんと、文字通り、吸う場所が殆どないんです。韓国はこのブログで語っている三国の中でもっともタバコの安い国であって、2500ウォンだから200円するかしないかぐらいの安さ。にも関わらず、吸う場所がないから喫煙者は自然に減って行く傾向です。
禁煙建物に路上喫煙禁止区域に、日に日に狭まってくる喫煙者の立場。今は町によっては「喫煙席ありますか?」と問い合わせることすら気まずいほどです。辛うじて喫煙席があるとしてもその扱いの酷さったら。夏は冷房が効かないわ、時には雨に降られる半野外席やわでもうこんなんならタバコ辞めよう!という決心もすぐできるほどです。
日本
そんな韓国から日本に行った当初、私に一番珍しかった光景はやっぱりマクドナルド内の喫煙席でした。私はそのときまでマクドナルドと喫煙席を同時に考えることがどうしてもできないほど「マクド=禁煙」のイメージを持っていたので、確かにそれは「日本に来てビックリしたこと」の一つでした。
またその喫煙席の扱いの良さにもビックリ。先ほど述べたように、陽は当たるわ雨も降るわで大変なスペースしか与えなかった韓国と違って、日本じゃ場合によっては一番良い席が喫煙席だったりしてなおビックリ。今は減って行く傾向と聞いていますが、当時はどこに行っても喫煙席はちゃんと設けられていて丁寧に灰皿も頻繁に変えてくれて、、、
こりゃあ、タバコがいくら高くなっても辞められないな〜と思いました。
と、当時大の愛煙者だったワタクシには天国に近い大阪だったのが。。。途中から怪しい動きが始まりました。大阪市内に路上喫煙禁止区域が設定されたり Σ(゚Д゚|||) 新築オープンで大きな楽しみだったJR大阪駅が前面禁煙方針を発表したり Σ(◎□◎|||)
その後、市民のバッシングに負けたJR西日本が食堂階と屋上に喫煙区域を設けるとの結果になりましたが、これから禁煙建物は増えるだろうなという危機感は充分味わいました。
ニューヨーク
アメリカは細かい法律や方針を州政府が決めるので、国の事情とは言い難いです。ニューヨークはその中でもタバコにかける税のもっとも重い州の一つであって、現在12ドルぐらいだとか?!
近くのマイアミだとグッと下がって6ドルぐらいで買えるらしく、海外旅行のとき免税タバコを買い溜めるのと同じく他州に行ったときにがさっと買ってくる人も多いらしいです。
そして何よりも恐ろしい州の方針は「室内禁煙」
といいますと、カフェやレストランはもちろん、飲み屋さんでも室内ではタバコが吸えないということです。朝起きて吸う一本と、コーヒーを飲むときの一本と、お酒のつまみとしての一本は黄金だ。と、喫煙者の皆さんは共感できると思いますが
ここニューヨークではお酒を飲みながら一服というのができないわけです。
ちなみに、お酒は全く反対で、室外飲酒はダメ。タバコとお酒という、どうしても離して考えられない二つが、ここではどうしても一緒にできない切ない運命なのです。
結局、喫煙者の皆さんは道端でタバコを吸います。皆が皆忙しいニューヨークなので、大人しく立ち止まって吸っている人すら珍しく、皆さん歩きながら吸います。タバコが高い分、立ち止まってタバコを吸っていると「一本頂戴」と近寄る人が多いというのも歩きタバコの原因でしょう。
それにしても、同じ女のわたしでももう一度見たいぐらい可愛い女の子がぷかぷか煙りを吐きながら歩いたりするのは (^_^;A
いくら時間が経っても慣れそうにないですね〜
タバコは安いのに吸う場所がない韓国と
定められた場所でルールを守って吸う日本と
歩きながら吸うニューヨーク
タバコ一本でも三都は事情が違ってて面白いですね
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いつもありがとうございます
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煙草やめるのって決心かなり要りますよね
返信削除各言う私も元喫煙者
結婚した時に、いつ子供ができても大丈夫な様に今から辞めるぞ!っとの決意で禁煙してすでに8年
今では吸った直後の旦那に臭っ!って悪態つく有様(笑)
歩きたばこは危険ですよね、特に子供がいる時は・・・
指に挟んで腕を下ろした辺りはちょうど子供の顔の位置
日本でも、それで火種が子供の顔に当たって火傷して訴訟になった事もあるんだよっと育児サポートセンターの相談員に来てからは、歩き煙草の方のそばにはなるべく近づかないようにしてます
別嬪さんが吸ってる姿は、おばちゃんとしてはちょっと持勿体ない気がしますねぇ~
そうそう!私もまったく同じ理由でやめました。というか、日本にずっといてたら難しかったと思いますが、韓国もニューヨークもゆっくりタバコが吸える環境じゃないから苦労もせずピタっと辞められました。
削除歩きタバコはほんとうに子ども直撃ですごく危ないですね。自分の子ども歩かせながら親が歩きタバコしてたりするから、見ている私がハラハラしちゃいます。