そろそろホームシック

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今までたくさんの場所に遊びに行ったり、お買い物をしたり、美味しいものを食べたり、、、と、忙しく過ごし、またそこから楽しさを見出そうと頑張ってきた2ヶ月です。


幸せすぎておかしくなってるんじゃないかと、よく言われたので、あんまりこれから口に出さないようにしているのですが、、、
実は私はニューヨークのことがそんなに好きではありません。
どっちかと言うと、興味なかったというか
いきなりニューヨーク暮らしを始めたんだけど、実はどうせいアメリカならカリフォルニアかマサチューセッツで欲しかったというのが本音です。


愚痴ばかり言ってるのはみっともないので、
自分の中の不満から努めて目をそらしてきたのですが、
やっぱりニューヨークはいい面も悪い面も、
どれも劇的すぎる、
だからすごく刺激の多いまちというのは確かに本当だなと気づいたのがこの2ヶ月の成果でしょうか。


Sohoのシークな町並み、ミュージアムマイルのオシャレ度合い、ブロードウェイの活気、セントラルパークの緑。

それを逆に言うと
Sohoの汚さ、ミュージアムマイルの虚勢、ブロードウェイのやかましさ、セントラルパークの危なさ。
ともなるでしょう。


なんなら愚痴シリーズで十日ぐらいは連載できるほど
汚さとか不親切さとかハンパないです (。-`ω-)


その両面からどっちを見るかというのは個人の選択であって、
多くの人は(多分ニューヨークで生き残るためには必ず)明るい面を見ているでしょうが、
季節もそろそろ秋に向かい、
虫の鳴き声なんてピイーピイーと聞こえてくると(ニューヨークって都会のイメージあるけど、意外と虫とか鳴くんですよね)
ちょっと、暗い面が目立ってくるのも当然ちゃ当然だと思います。



ニューヨークは確かに旅行には最適で
どこもぎゅっと濃縮されていて
刺激が多く、また濃い。

しかしそれを日常的に経験するには疲れちゃう部分も確かにあります。



世界一の芸術のまちというのも
確かに嘘ではなく、
芸術関係者率の高さにはびっっっっくりしちゃいます。
だれもかれも
「アーティスト」と自分のことを紹介してて、
個性の強い、またカッコいい洋服をセンスよく着こなし、
互いのセンスを褒め合うのも日常、、、



また、英語の特徴かもしれませんが
「なになにのデザインに手がけておりますが、まだまだ勉強させていただく気持ちで、やらせていただいております」的な言い方は、
少なくともニューヨーク英語では負けものの言うことのような気がします。

「俺は何々のデザインをやってて、何々が好きで、すっげー興味深いし、楽しいんだぜ。俺、どこどこで展示するんだけど、来て」
という風に、自信もって自分のことを貫く。といったような生き方の人たちを関わり始めると、
また自分の生き方に自信がない私はストレスを感じたり、、、



間違いなくこれホームシックですよね。




ニューヨークは狂っているまち。と、よく言われます。
そしてニューヨークは人を狂わせるまち。とも言います。

どれも本当だなと思うこの頃です。



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