まちもリサイクル!魅力的な空中公園に生まれ変わった廃線敷地、The High Line

by

まいど (・д・)ノ


今日は前から気になっていた公園を見学しようと、しっかりとご飯をたくさん食べてから出かけました。

向かったのはマンハッタンの西南部に位置する、川辺のまちでした。



世界のファッションや文化の発信地でもあるNY。
どこに行ってもオシャレでセンスのいい人とお店がもりたくさんですが、
そんなニューヨーカーもたかが人間。
食べないと生きていけません (;゚∀゚)


そして欧米人にはなんといっても欠かせないお肉!
実は、今はもうなくなってますが、1900年前後にはマンハッタン内でお肉を加工したり袋に詰めたりという産業も栄えていたそうです。


今日見に行った公園は、まさにその産業の舞台だったいわゆる「Meat Packing District」に位置しています。






えええっ Σ( ̄□ ̄;)
ただの廃墟じゃないか!!!!



こちらはまだリサイクル作業(?)が終わっていない区域です。
反対側に歩いて行くと


あらま!オシャレな壁画なんかもあって
ちょっとした草(?)も!!!


そしてこれ、何処までも続く Σ(゚Д゚;)!



植え込みの種類も豊富



写真の通り、両側に緑を蓄えた細長い歩道になってますね!
そして実はここ、歩道橋みたいに道路から一段高く作られているので


テラスカフェも、NYの黄色いタクシーも
上から見放題なんです ヽ(*´∀`)/



ワケを調べてみると、
やっぱり昔、肉加工が盛んだった時にこの街までお肉を運んでくる鉄道があったそうです。しかし、天下のマンハッタンはここ何十年の間、肉加工などの産業は立地することが難しくなり、自然に鉄道も止まってしまい、その線路だけが荒れた形で残っていたそうです。
鉄道を作る当時、「汽車と車が同じ道を走ることは大変危ない」とのことで、もともと道より一段高く作られたこの細長い廃線敷地が2009年6月に1次オープン、2011年6月に区域を広げて2次オープン、そして只今最後の区域を造成中だそうです ヽ(゚∀゚)ノ ワーワー



鉄道の名残が荒れたまま残っているだけだとまちの見栄えも悪くなるし、犯罪率も高くなるんですよね。
それで、一時はこの鉄道を全面的に解体しちゃおうという動きもあったそうですが、まちの記憶として鉄道は残しておくべきだという意志を持つ人々が「Friends of the High Line」という 団体を組織し、鉄道の形を一部残しながら市民に開かれた魅力溢れる空間に変身させたのです (*'ヮ'*)





ところところ、鉄道のあった時代の記憶を大切に残しています。




途中で建物を通り抜けます!



水を流している場所もあって、
ニューヨーカーのみなさん素足で楽しんでました。



もちろんオープンカフェも充実! .+:。(*^-')b !





ここが終わり地点です。
若干物寂しい感じ (┯_┯) ウルウル…




the High Lineは、公園なのに道路より一段高いところに作られている特徴から、どこからでも出入りできるわけではなく階段が設けられている場所からしか入れません。

公園としては幅がすごく狭く、混む時は周りの人を気にしながら歩かないといけないから、ゆったりとしたセントラルパークとは全然雰囲気が違います。

しかしこのような弱点があるにも関わらずハイラインが素晴らしいのは、まちが持つ歴史を「記憶」として大切に扱っているということでしょうね。
世界の文化のメッカとも言われるニューヨークにしては、肉加工の産業の跡地なんかは品の落ちる、隠したい記憶かもしれません。しかし、それらを含めて今のNYがあるという事をしっかりこの公園が伝えています。そしてこれから先、生まれ変わった公園で付け加えられる記憶も含めて、まちはもっともっと大切な場所になっていくでしょうね。



the High Lineの公式HP


マップがとてもオシャレなので是非どうぞ



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