韓国男子が優しい時【三都物語】ソウル編

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先日はニューヨークのレディーファーストの文化、ソウルのお年寄りファースト文化を紹介しましたが今日はその続きです。

日本留学時代やアメリカでの語学学校時代によく言われたのが「韓国男子って優しいね!」ということだったんですが。。。私はその度血相を変えて抗弁したものです。今日はそれについて思う存分書かせてもらおうと思います。

韓国男子はゼントル?
日本留学時代の大学の友達(日本人)を見ると確かにものすごいさっぱり。一緒にご飯に行ってもお茶とか注いでくれないし、ぶっかけうどんにかけるレモンも絞ってくれない(←ムードぶち壊しのうどん屋デート)いや。そこはまだマシ。串カツにソース二度付けはあかんとものすごいしつこく注意してくるし。知っとるちゅうねん!外国人なめんなよって。

それに比べると韓国だとお水も注いでくれるし、スプーンやお箸も取り出してくれたり、お金も払ってくれるし(←これ重要。なぜか男が払う雰囲気)ひょっとしたらコイツ私に気があるんちゃう?!?!と思わされる〜
錯覚おばさん再び

いや。ずっとそういう生活をしていると感覚が麻痺してくるからいいんだけど、日本留学時代にたまーに里帰りして友達に会ってそんなことされるとそりゃあ思わずキューンってなったりもしますよ。
しかし!ここは冷静に考えるポイント。
人の行動には社会の雰囲気っちゅうのが反映されるわけです。ニューヨークでは他人でも男の人がドアを開けてくれるのが常識であるように、韓国にも社会の平均水準というのがあります。

私のビールを注いでくれている他所の男(?!)いや。旦那の弟です。この人は女性への優しさが人並み以上。それにイケメンなので女性関係複雑なことこの上ない;;
横に旦那さん座ってんねんからそこは自分でやらんでもいいとこなのにすぐ女性へのマナーが発揮されるんですよね。


韓国の若者は西洋に近い
韓国と日本はとても近いのに文化的には大きく違うところがあります。何よりも私をビックリさせたのは「日本には良い女ばっかり」ということ。多少浮気する彼氏でも、ちょっとダメな男でも、女の子の優しさを持ってそれを直すことが出来ると信じるし中には本当に直る人もいる!
それに比べると韓国には「悪い女ばっかり」
男の人に尽くすとどんどんダメになって行くだけだと思っているのかな。鞭と飴を上手につかう小悪魔な女の子が多いですよね。実際モテるのもそういう子がもっとモテる。優しそうなイヌ顔とツンとしているネコ顔の中でネコ顔が断然流行っているのも西洋に近いですね。

それに男の人も欧米人的なマナーを熱心に守っていて
彼女を車で送り迎えするとか、お花やプレゼントをしょっちゅう買ってあげるとか、お会計を自分で全部するとか。
特に付き合っている間柄ではなくても普段から「女性への配慮」を身につけようとしています。ちょっとした優しい行動を周りの女たちは見ているわけですから。友達同士で大勢集まって遊ぶ時、例えば皆でバーベキューとかね。重いものを運ぶのはもちろん、お肉を焼いたり片付けたりするのは男性の主導です。グループの中に気に入る女の子がいる男の子だとなお熱心に皆に優しくします。だからそこで目当てじゃない女の子が「もしかしたら私に気があるの?」と錯覚しちゃう悲惨な事態もしばしば起ります (/_;)
だから、人生の盛りを迎えた20代男女の皆さんはいろんな意味で非常に疲れるわけです。

日本語を習う時によく先生に言われることにこういうのがあります。
日本語は言葉の裏にある意味を読み取るのがポイントと。同じく「いいです」と言われてもそれが本当に良いという意味のときもあれば、断りの時もあると。

韓国語ももちろんそういう場合がありますが
若い男女には「行動の裏にある意味を読み取る」というのがもっと大事で難しいこと。かもしれませんね。

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