8月の読書メーターまとめ
by ハンハン
2013年8月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1883ページ
ナイス数:8ナイス
Trains and Lovers
読了日:8月2日 著者:AlexanderMcCallSmith
聖女の救済 (文春文庫)の感想
東野圭吾ならではの見事な推理小説。最初の部分で犯人を明示してしまったかと思いきや、途中で違う人が疑わしくなったり、まは最初の時点に戻ってしまったり。。。いろいろ思考を巡らせながら読んでいるうちに、最後は「さすが東野圭吾」と感心する一作。 ただ、あの刑事は女性だから考え方がどうだとか、あの刑事は容疑者に恋しているとかの記述がややしつこく、その部分は東野圭吾らしくない気がする。
読了日:8月6日 著者:東野圭吾
The Shambling Guide to New York City (Shambling Guides)
読了日:8月13日 著者:MurLafferty
坂の上の雲〈4〉 (文春文庫)の感想
坂の上の雲は読みやすい本ではないが、その中でもこの4巻は特に辛かったと思う。東郷率いる連合艦隊の旅順封鎖は疲労に疲労を重ね、陸から攻める役の乃木軍は失敗を繰り返している。この部分の事情に関しては学者の間でも論議が絶えずにいるが、司馬遼太郎が乃木に否定的な意見を持っている人だけに読んでいてとても疲れる。
読了日:8月16日 著者:司馬遼太郎
坂の上の雲〈5〉 (文春文庫)の感想
辛かった4巻での悪戦苦闘が嘘だったかのように旅順要塞が落ち、展開がうんと早まる。司馬遼太郎はこの本をおいて「戦争の話ではない。リーダーシップのことだ」と述べたらしいが、さすがにこの4、5巻でそれが感じられる。バルティック艦隊の南下も始まるが、始終トラブルに巻き込まれる様子が面白いと同時に悲しい。司馬遼太郎の言う通り、日露戦争は時代の変化に自分の身を切って適応しようと頑張った国と、昔の光栄ばかり追憶していた国の間の戦争だったかも知れないと思った。
読了日:8月25日 著者:司馬遼太郎
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