昔、私が日本語を習う前の話です。当時は日本に朝一の便で飛んでその日から観光を始め、1泊のホテル泊まりを挟んでまた次の日いっぱい観光して夜最後の便で韓国に帰るという旅行が流行ってました。大学生の貧乏旅行にこれよりいいものがなく、食事なんかマクドや吉野家で済ませながらの旅行だったけど大学の友達とみんなでワイワイしてとっても楽しかった記憶があります。

せっかくの旅行だからなにか記念にする物が欲しく、自分のためのお土産を買おうとしたときにふと本屋で立ち読みをしている人が多いことに気づき、本を買いました。もちろん、あの時は日本語が全然分からなかったので、写真集的なものを買いました。それなら文章が読めなくてもいいですからね (^_^;A

まちなかの小さな本屋さん、だけどたくさんの人々が立ち読みをしているような本屋さん、そういう本屋さんに並ぶ本というのはあのまちで流行っていることや人々の感心を集めている話題を圧縮的に見せてくれるものとも言えるでしょう。

でも文章が読めないから海外で本を買うのは躊躇してしまう、

どんなものか分からない本を買うのは怖い（？）と思っていらっしゃる方、

または

ファッションと芸術のまちニューヨークならではのアート系の本が欲しい、という方々におすすめの本屋さんRizzoliを紹介します。

ニューヨークには素敵な本屋さんがたくさんありますが、建物自体の美しさでいつも上位にランクされるRizzoli。

アート系書籍を出版する会社が運営する書店です。もちろん自社の本に限らず、同じく大手のTaschen、デザイン関係の大学出版社の本などなど品揃えも豊富です。

文学書コーナーもあります。ただし、あくまでもメインは芸術書なので、文学コーナーはやや物足りないかも。

この本屋の魅力ポイントとしてガイドブックにもたくさん紹介される吹き抜け。

ハリーポッターの映画に出てきそうな本棚と、カーペットが高級感溢れる落ち着いた雰囲気を作り出しています。

この本屋さんはアート系の本の品揃えがいいことで有名ですが、

その中でもとくに軽くパラパラと読める本の示して Coffee table cookと言うそうです。ソファでくつろぎながらコーヒー一杯を飲む間にパラリと読める（眺める？）本のことだから、有名画家の画集や写真集、または博物館の図録。その中でもテーブルに置いておいて見栄えのいい本、あまり重苦しくないテーマの本が良いでしょう。

この本屋さんにはそういうコーヒーテーブルブックから最新のアート系書籍、アート関係の哲学書などなどが網羅されています。