【NY本屋便り】今ニューヨークの本屋で気になる本 10月Barnes&Nobel 編

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ニューヨークの本屋で今売れている本、気になる本を紹介するNY本屋便り。10月のBarnes&Nobel編です。

ニューヨークの多くの本屋さんにはNew Yorkコーナーがあります。お土産や旅の記念に良さげな写真集、本の形に綴られた葉書、ニューヨークの風景を書いたスケッチ集や絵本などが盛りたくさん!
しかし、それじゃ足りないな〜 もうちょっと深見したいな〜 との方には都市の歴史をまとめたこのような本をおすすめします。

The Epic of New York City: A Narrative History


マンハッタンという島がヨーロッパからやってきた探検家に発見された瞬間から世界の首都と呼ばれるまで。このまちの歴史をいろんな方面から調査・分析してまとめた秀作です。600ページほどの分厚さにはあきれてしまいましたが (^_^;A 章が細かく分けられているので手元に置いてちょっとずつ読んでいこうと、私も買いました。
地名や道路名の由来、ニューヨーカーのちょっとした慣習がどこから来たものかを知るのもちょっとした楽しみです。


Bloomberg's New York: Class and Governance in the Luxury City (Geographies of Justice and Social Transformation) 


今年で任期を終えるブルームバーグ市長。
ニューヨーク市長はもちろん市長は民選ですが、在職中市長選に関する法律をいじり、12年間市長職に就いていたブルームバーグは独裁者でしょうか?それとも極限に成功した政治家でしょうか?

そんな彼のモットーは「企業の社長」としての市長。効率いい経営で暮らしやすい町になったら人々は集まってくるという考え方だそうです。そいういう彼の12年の経営はニューヨークにどのような影響を及ぼしたかを書いた一冊。気になりますね。


アメリカに来て、英語がよく分からなくて読めなくても一応本屋には出入りしてカバーでも見てみる生活も一年。
アメリカ人の読書傾向が少し分かってきた気がします。その中で興味深い点、
アメリカ人は伝記が大好きなんです。

伝記といえば歴史を変えたほどのインパクトがある人、世界的英雄、教科書にも載る人と、ドエライ人の生涯をまとめた本と思いがちですよね。
しかし、アメリカでもっとも売れるバイオグラフィは今も生きている人、頑張れば私もそうなれるかもしれないという夢を与えてくれる人の伝記です。もちろんいくら頑張ったってわたしがアメリカの大統領になったりイギリスの王子と結婚したりはできそうにないですが (^_^;A ナポレオンになって世界征服に出かけるとか、コロンブスになって新大陸を発見するとかよりは現実性があるでしょ?
日本の洋書コーナーで今も人気のスティーブジョブズの伝記も、我々と同じ時代を生きた人の話なのでさらに面白いのかもしれませんね。



Kate: The Future Queen 


というわけで、
Kate様の伝記も出版されました。気になりますね。
それより、まだ死んでないところかこれから先が長い若者のKateなのに、こんなに個人情報晒しまくりの本が出回るなんて本人はどんな気分でしょう。もちろん本人の協力の元で書かれたはずですけどね、自分の生涯をたくさんに人々に知られるなんて、そういう運命を持って生まれた彼女の旦那さんとは違いますもんね。読んでみたい本です。



The Husband's Secret Hardcover



こちら The Husband's Secretは現在バーンズが特別宣伝ボードまでかけて押している一冊です。

この本は各種ブックレビューブログにも紹介され、評価も高い本です。
自分の死後に読んでもらうために、秘密を全部明かした手紙を書いておいた夫と
ある日それを偶然に読んでしまった妻。しかしその秘密には現在の生活を壊してしまうほどの内容も含まれていて。。。

というのがオフィシャル紹介文です。
めっちゃ気になりますねこれ!!!
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