先日、（日本の）大学の先生から「引っ越しました」という葉書をいただきました。私は卒業してから大学の先生方に暑中お見舞いの葉書を出しているので、こちらニューヨークの住所はお知らせ済みです。

さて、あの先生とはハナシがあります。

大学の先生っておじいちゃんのイメージがあるのですが、それに比べるとあの先生は非常に若く（当時40前）

優しくて気さくで、カッコいい←ここポイント

大学と言っても学部生と違って院生は社会に一旦出てから戻ってくる人も多いから、年齢的に我々学生にとって先生は決しておじさんではなかったです。
私は留学生という身分上の特徴もあり、通訳や翻訳で学外でお仕事を一緒にさせてもらうこともしばしばありました。ある時は某女子大学と期間限定で一緒にプロジェクトを進めたことがありますが、当時皆さんの熱い視線は刺すように先生に向かい、ワタクシにも「先生のもとで勉強しているなんて貴方なんかズルい！！」との苦情（？）が。

あの先生は確かに魅力的なところがあって、今思えば鼻筋がしゃんと通っていてがたいもえらく大きい、ユーモアのセンスもあり、常識豊富。そしてちょっとだけチョイワルのイメージもありました。まあ、要するに、男前だったのです。

きっと学生の間でも人気があったと思います。学部から現役で上がってきた20代前半の若い子（？）たちには「大人の男性！」へのロマンがあるんだし、

社会に出てから大学に戻った院生や博士課程のおばはんたちからはもちろんその魅力は致命的。

だから、あの先生の「結婚説」が出回ったときは、研究室で大話題になりました。あくまでも、陰でね。

公に言えなかったのは、先生の結婚が二回目、しかも結婚相手は我々の先輩にあたる。という噂があったからです。その他にも、歳の差はあるけれどそんなに大きい差ではないとか、二人が一緒にいる姿を目撃するのは難しくないとかなんとか。

ものすごく気にはなるものの、本人に聞くわけにはいかず、噂はどんどん大きくなる一方。

という時に、夏休みを迎え

私は論文の準備に追われながらもう一つの重大な予定を控えており、帰国。そう。あの夏はわたしが論文を仕上げながら結婚もした年です。8月の結婚だったため、皆にできちゃった婚とも言われましたが、２年経った今出てきてないです (^_^;A

とにかく、暑い暑い8月にめでたく結婚式を挙げたワタクシ。

と、先生。

は、それぞれ（←重要）の結婚式の写真をフェースブックにアップ。

その後、日本にいる大学の女の子たちから私への電話が殺到！！！

その電話とは、

「ぎゃー　先生とはんはんが結婚するんじゃなかったの？！？！？！ぎゃー」

 Σ(◎□◎|||)

いや。こちらこそギャーやし。

どうやら噂はどんどんおかしい方向に向かい、

我々の先輩にあたるらしい→院生

歳の差はそんなに大きくないらしい→社会人リピーター

一緒にいる姿を目撃することは難しくない→在学中

↓↓↓↓（結果）↓↓↓↓↓

はんはん

  Σ(￣□￣;)

いや。私には私のご主人様がいるんだから！

って、笑い話で終わったモテモテ先生と留学生おばはんの結婚噂ハプニング。
という思い出の先生です。

その後、ご存知の通り私は私のご主人様と一緒にニューヨークへ、

先生は日本でそれぞれの家族と過ごす日々　←ここの書き方がおかしい？！

暑中見舞いの葉書はいつも大学宛に送ったのですが、この度先生が転職されるにつれ、自宅の住所をお知らせする葉書を送ってくださいました。

これ見よがしにご家族の写真が印刷された葉書でした。

3人でした。

 (#｀З´) ﾁｪｯ

なんか、

ほぼ同じ時期に結婚してああいう噂まで流れた仲（？）なのに

先生はもはや3人家族を築き、ハッピーのオーラーをムンムン出しているのに

私と旦那はまだまだ二人のまんま。

負けた気がする (･ε･)ﾁｪｰ

この前はイギリス王室の出産もありましたね。あのローヤルウェディングも私の結婚と同じ年です。ケイトが着てた長袖のドレスに一目惚れしてしまった我が姑さんの強力な勧誘により、私もレースの長袖のドレスを着たんだから忘れもしませんよ。8月にね！

とにかく、

ご自宅の住所をいただいたから今年の暑中見舞い（もう残暑見舞いになりましたが）はご自宅宛に出しました。

家族写真で大きな挑戦を受けたもんだから（ちがう？）うちらもなんかぱっとしたモン送ろうや！と、旦那と鼻息を荒げたものの、いきなり二人家族が三人家族にはなれぬ。

いつか！いつか！うちらは子を3人ぐらい抱えておんぶして手を引いて、５人家族ぐらいになった写真を自由の女神の前で撮って葉書にしたる！！！と。ヘンな競争意識に燃え上がるこの頃でした。

ひとまず今年はジョンレノンさんに頑張ってもらいました (*‘ー‘)ゞ

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