ウーマン・オン・ザ・プラネット!只今放送中のNY編で考えたこと-ニューヨークで辛い思いをしている貴方へ、鬱を乗り越えるためのアドバイス

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日本テレビの番組の「ウーマン・オン・ザ・プラネット」が只今ニューヨーク編を放送しています。
私はテレビを観ていないので詳しい話は知りませんが、自分が住んでいるまちが放送されるとのことで語学学校でもちょっとした話題になっています。

聞いた話によると、今回のチャレンジャーの佐藤さん、本当に自分のやりたいことを発見するために憧れのニューヨークには来たものの、いろいろ辛い思いもたくさんしているとのことですね。こうこうこういう事情に巻き込まれ、こうこうこういう状況になり、こうこうこういう思いをして泣いてしまう。の繰り返しだとか。
その一つ一つの話が「人の話じゃない」ワタクシからみると、家に日本のテレビは映らないから観られないけど、かりに映るとしてもえぐくて観られないと思うほどです。

番組を観ていない方の為にちょっとだけ書いてみると


ご飯屋さんの店員さんにおびえたり、
語学学校で英語が早く伸びないことに悩んだり、
会話に入れてもらえないことに凹んだり。。。


全て経験済み (〃´Д`)ハァ…


こんなワタクシもまだ「えびえ/なやみ/へこみ」の暗闇三点セットを私は個人的にNew York Shit と呼んでいます。
俗語ですみません (^_^;A でもこれ、人によって意味はちがっても「ニューヨークの悪いところ」を示す、アメリカでは普通に使われるスラングなんです。

とにかくこのニューヨーク・シット。最大限きれいに訳して「ニューヨーク鬱」を、私もまだ完全に克服したとは言えません。
それでも、もし同じことで辛い思いをしている方がいらっしゃったら、ちょっとでも元気になって頂きたいなぁと、ワタクシからのアドバイスを少しまとめてみたいと思います。



ニューヨークで明るく元気に過ごすための志

留学や海外赴任でニューヨークには来たものの
不親切な対応や現地の文化に慣れず大変!!
せっかくの海外生活、楽しく元気に過ごしたい貴方へ


おびえ  
お店の店員さんが怖い

ニューヨークは数多くのドラマや映画の舞台になっていて、やたらとフレンドリーなイメージ(そう!「フレンズ」のせい。ニューヨーク行ったらすぐにでも現地の友達ができてしまいそうな希望を与えてくれる)と、
毎日パーティーばっかりでオシャレな服着てブランチばっかり食べるイメージ(そう!Sex and the City)
この二つが一番強いと思います。
が!
実際にニューヨーカーはそんなにフレンドリーってわけでもなく、毎日オシャレなブランチが食べれるわけでもありません。(当然やん)
それに、オシャレなブランチに行ったとしても皆が笑顔で「お客様お客様」と「神様」扱いしてくれると思うと大間違いです。それなりに値段の張る高級レストランだと知りませんが、ミッドタウンとか忙しいまちの人気店だと「はよ食べてさっさと出て行け!」と、言葉で言ってなくても聞こえてくる気がするほど不親切です。

スーパーのお会計なんかもさっとお金を出さないと怒られたりします。私は一回スーパーで小銭がすぐ出せずぐずぐずしてて「払いたくないのか?物を買ったんだからお金は払えや!!」とドストレートで怒られたことがあります。いや、、払うし;;;とすぐ言えない語学力の足りなさも加わってめちゃくちゃ悲しかったです。

コンビニで105円の飲み物を買っても丁寧にお辞儀してくれる日本のことを思うとこれはショックすぎるので、私は一時なんの買い物にも行けない状態に陥った時期もありました。

でもね、、、
このような態度の店員さんたちって私にだけそうしているのではないんですよね。なにか私に悪い思いをしているだけでもなく、ただただああいう性格の人なのではないでしょうか?すぐ怒る人、もともと無愛想な人。そういう人は世の中にたくさんいます。

たまたまああいう性格の人が、たまたま接客業で働き、たまたま貴方の接客をした。あの店員さんは一日中、いや、一年中お客さんにセカセカしてすぐ怒る。別に貴方に怒っているわけではない。次のお客さんにも、その次のお客さんにも怒るはず。
そう思えば気が軽くなりませんか?
いや。そう「思う」んじゃなくて、ほんとうそうなんです!
だから、貴方がなにか悪いことをしたから店員さんが怒ったというわけではないんです。貴方は何も悪くない。店員さんの性格が悪い。それだけの話です。いちいちおびえる必要はないのです。


なやみ  
英語が早く伸びない

ニューヨークに来ている多くの方々はまずは英語を習います。ニューヨークで新しい出発を夢見る方や、日本に帰って活躍することを目指している方、みんなそれぞれの目標と夢を持ってニューヨークに来ます。そしてたいがいの場合は英語にまだ自信がないとのことで語学学校に行きます。
場合によっては「語学」が目的の方もいるので、そういう場合「語学の勉強」が職業のように感じられてきます。一日中英語の勉強に追われ、朝から晩まで勉強して、1年後、または半年後と、自分が定めた期間内にぺらっぺらになるために頑張ります。
しかし、思うがままにならない時もあります。
もちろん私も英語が自由に話せるわけではありませんので、あんまり偉そうなことは言えませんが、
私は昔日本で韓国語の講師をしていたので語学の勉強についてはある意味プロです。

語学力は10の分量を10日間勉強するとしたら、1日に1の分量ずつ上達するものではありません。よく語学力は階段状に伸びると言います。だんだん上達していくのではなく、ある日いきなり一段上る感覚です。誰かは5日後にいきなり5段上がり、誰かは全然伸びずにいて10日後に10段一気に上がるということももちろんあり得ます。
そもそも語学に才能がある人もいれば、そうでない人もいます。また、人それぞれ自分に合う勉強法が違うので、それを早く発見できた人とそうでない人で差が出ます。

だから、早く伸びないと焦るよりはいろんな勉強法を試してみて、好きな方法でちょっとずつやって行くと、きっとある日「うち、めっちゃ成長したやん!!」と感じる日が来るでしょう。


へこみ         
会話に入れてもらえない、無視される、誘われてない

この「へこみ」の部分を書く前に、大阪贔屓なワタクシの勝手すぎる話を一つ書こうと思います。他県の皆さんにはすこし申し訳ない話ではありますが、大目に見てください。

日本人が外国語を習って、同じ先生に同じ期間、同じ方法で習ったとすると
どの県の人が一番早く上達するでしょう?
それは、間違いなく大阪府民です。
学力テストでは最下位を独占しちゃう大阪府ですが、実は語学の勉強にはとっても向いているんです。
それがなぜかってご存知ですか?

これまた大阪の方々に怒られることを覚悟の上で書きますが、
大阪人は図々しくて馴れ馴れしいからです。

大阪の人は遠慮せずガシガシ人の話を突き詰めてくるし、どこの誰とでもすぐ喋ろうとするし、よくぞああいう話を恥ずかしがらずガンガン言うな〜と思うほど自分の失敗談などすぐ披露してしまいます。

それがまさに語学の勉強に必ず必要な条件なのではありませんか?
とにかく喋る。分からなくても、分かってもらえなくても、喋る。
こんなこと言うと相手に失礼かななんて深く考えすぎずに言う。
自分の失敗談は派手に披露して笑ってもらう。
笑ってくれるまで話す!

アメリカ英語は相手の気持ちを尊重する前に、とにかく自分の思っていることをはっきり言うのが美徳です。特にいろんな国からの移民者の多いニューヨークでは、美しく礼儀正しい英語より「はっきり伝わる」英語の方が優先です。

会話に入れてもらえないのは、貴方が会話に入ろうとする意志を露にしていないからです。無視されるのは意見を言ってないからです。誘われてないのは貴方が興味を示してないからです。

知ってますか?
私は日本語を外国語として習いました。
日本語のどこが難しいって聞かれたら「本当の意味を把握すること」だと、躊躇なく答えます。

「コーヒーとお茶、どちらにしますか?」の答えは
「コーヒーにします」「コーヒーでいいです」「コーヒーでもいいです」「コーヒーにしましょうか」「コーヒーで」「コーヒー」
などなどいっぱいあります。
そしてそれぞれ意味が違うんです日本語では。

でも英語はね、
言ってることだけです。その裏にどういう意味があるか、考える必要ないです。ないからです。 (; ^ω^)

アメリカ人はね、人に興味ないんです。あんなにいちいち「あの人がこうこうこう言ってたんだけど、あれはどういう意味なんだろう、、、」とまで思ってくれる人は多分いないでしょう。
好きなことは好きだとはっきり言って、イヤなことはイヤだと意見を言う必要があります。好きでもないことを好きだと、やたらとポジティブなイメージを作ろうと頑張ったって、後で辛くなるのはご本人だけなので、自分の気持ちに率直になりましょう。向こうが聞いてないようだったら、聞くまでしつこく言ってあげましょう。


日本語は主語がなくても文章が成り立ちますが
英語は主語無しでは文章が作れません。
「〜だと思います」の主語は誰ですか?
まずは貴方の考えていることを素直に言いましょう。だって、「I」が主語の時が一番文法も簡単だし (; ^ω^)

すると、きっと気持ちを分かち合える「You」も現れるでしょう。
「You」が増えると「He」も「She」も出来るでしょう。


私はそう信じて日々を過ごしています。
この前までは「I」しか言えませんでしたけど、私にも大切な「You」がちょっとずつ増えています。


「ただニューヨークに憧れて来ちゃったんですぅ (*‘ー‘)ゞ」と言うのは、ニューヨークなめすぎですよ!

楽しいことも嬉しいことも、もちろん辛いことも、自国で経験することの100倍のインパクトがあります。
ニューヨークで頑張っている留学生のみなさん、移住者のみなさん、赴任者の皆さん
一緒に頑張りましょう!
ウーマン・オン・ザ・プラネットの佐藤さんも!応援しています!


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