語学の勉強について語るときに私の語ること

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ご存知の方もたくさんいらっしゃると思いますが、私は日本人ではありません。このブログを日本語で書いているのは日本語の勉強のためであって、母国語は韓国語です。
しかも、子供のときに日本語を習ったわけでもなく、大人になってから習った外国語なので、忘れるのもあっという間です。

そんなワタクシ、またおかしいことにニューヨークに住むことになり、最近はランゲージスクールで英語を習っているのですが、、、
全然、、、
のびません。
 (|||_ _)ノ[電柱]


今日は、その言い訳ではありませんけれども、

「語学の勉強について語るときに私の語ること」と題して、語学の学習について少し話したいと思います。




昔私が韓国で日本語教室に通っていた時、
フランス留学帰りの韓国人が一人いました。
さすがにおフランス語が話せる人であって、日本語の上達もすごく早く、
先生はもちろん周りの生徒たちをびっくりさせた人でした。
あの人曰く、
「一つの外国語を完全にマスターしたことがある人は、他の言語もすぐよ」

 Σ(゜∀゜ノ)ノ


一つの言語でいっぱいいっぱいなのに、
2個目だと。


しかし、よく考えてみると「なるほど」と納得がいく話で、
英語を子供のとき習った帰国子女であるうちの旦那、
スペイン語を習い始めるのかと思うとすぐのび、
私の日本語勉強を肩越しで見ていてはすぐ分作りが出来るようになったりで不思議です。


しかし、私が日本語をある程度自由に使えるようになってから英語を習おうとしたら
「あ!これかぁ〜〜」と、
なんとなくその気分が分かってくるわけですよ。


効率よく単語を覚える自分なりの方法とか、
外国語で話すことの楽しさとか、
自分の言いたいことを当の言語に合わせて構造を変える方法とか、
、、、そういうのを心得ているからですよね。きっとね。


そして、外国語を子供のときに「なんとなく」身につけた帰国子女とは違って、私は大人になってから覚えた経験があり、
学習の戦略とも言えることを(自分にしか通用しないかもしれませんが)心得ています。
また、日本で韓国語の講師を2年間やっていたこともあって、こちらこそ大変勉強になりました。


そのコツというと話が大きすぎるんですが、
いくつかをまとめてみると


作文、読解、聞き取り、スピーキングは同時に伸びるものではない。

こう書くと偉そうですが
書き、読み、聞き、話しが同時に伸びないとのことだけで、
子供が自分の言語を初めて習うときと一緒だと私は思います。
最初は聞き取れるようにあって、真似して喋って、書きも読みも出来るようになるんですよね。
だから、真っ最初から「作文が出来なくて心配」など、要らないと私は思います。
しかし、勉強法としては書きと読みが一番「勉強した気分」になれるので、多くの人がこの書きと読みにこだわっているんですよね。
学校などで行われている教育法も偏ってますしね。



だったら、真っ最初に征服すべき聞き取りの勉強はどうしたらいいのか。

CNNとかずっと聞いているといいの?という疑問がわいてきます。

私も昔日本語の勉強をする時に、すごーくお世話になりましたNHKさんのラジオニュース。
しかし当時はNHKのポットキャストなんかあったかなかったかも知らず、私はネットでNHKのラジオニュースを再生し、自分で録音して日中聴いていたんですね。それが、めんどくさいから短いニュースを一つだけ録音取って、よく内容が分からないけど何となく口ずさめるほどリピートして聴いたことが大当たりで、
あの時期にめちゃくちゃ伸びたと私自身も思います。


その後、ドイツに留学した先輩に聴いた話では
やっぱり同じ話を何度も何度も聴く方法がいいようで、
あの先輩の経験談を聞かせて頂きました。


先輩がドイツ留学を始めた頃、
殆どドイツ語が聞き取れず、悩んでいたそうです。
そんなある日、先輩が住んでいた地域に大型台風が発生し、家に引きこもらざるを得ない状況に。
しかも、ちょうどお小遣いを切らしていて、銀行に降ろしに行かないといけないのに、台風のため行けない。
お金もないし、食料も少ないし、外は爆風。
仕方なく、身体の省エネを計るべくベッドに横たわって一日中ラジオニュースを聴いていたそうです。
災害の時のラジオニュースってどこも同じで
何回も何回も同じ話を繰り返すんですよね。
他のニュースも入らず、ひたすら台風の話ばっかり。
大して様子が変わってもいないからやたらと同じ話が流れてくるわけです。
それを何日かベッドで聴いて、
いきなりドイツ語の学習にスピードがついたということです。
 ヽ(*´∀`)/



なので、
ニュースも音楽みたいに繰り返して聴き、歌みたいに覚えると
なんとなく当の言語のリズム感がつかめるようになり、覚えたことをそのまま喋る機会なんて充分あり得ます。


と言っても、
聴いて分かるのと話せるかどうかは別の問題なので
話せるようになるためには自分が聴いたことの正確な意味と文法の仕組みを知っていないといけないので辞書を引いたりテキストを見たりする努力が必要です。


そして最後に綴りなどを正確に美しく書けるよう、実力を整える作業をするとベスト(私の場合、日本語で欠かせない漢字がこの段階でした)




幸い、というか運良く
私はアメリカに来てから普段観ているテレビ局はニュースのみのチャンネルです。(ニュースには全然こだわっていません。テレビ局が多すぎてチャンネルを回してしまうと元の局に戻れないから、天気予報を頻繁にやっている局に固定しているだけ;;;)

そのテレビ局のどこがよかったかっていうと、
ニュースを朝昼晩で一日3回だけ作って、次のニュースの時間になるまで延々と同じニュースを再生してくれるんです。
最初は3回目同じニュースを観ているのに、それに気づかないほど酷い聞き取り能力の私でしたが

最近は編み物をしていることもあって、バックミュージック代わりにテレビをつけておいたら
ものすごく聞き取りが伸びて
3回観てはようやく内容が分かった

2回観てなんとか分かる

1回でもポイントは押さえられる。
という風に成長。


また、自分が日本語を勉強していたときの経験から考えると
ここでちょっとだけ手間をかけるとペラペラ喋れる日も目の前!!!のハズ。
ですが、、、
ここで重大な問題が発生したんです (´;ω;`)
アメリカ英語が嫌い!!!!
というか、ニューヨーク英語が嫌いでならないです。


まあね、
私も英語なんてチンプンカンプンの時は
「それ違うの?」と思ったのですが
イギリス英語とアメリカ英語って本当に響きも雰囲気も違うんですよね〜

たまにイギリス英語を聴くと
上品この上ない (*´ω`*) ウットリ…
たとえ「コーヒー一杯、ミルク入れてください」だけの話であっても
賢く見えてならない〜 .: ☆:・(*´▽`人 ウットリ.: *:・

そう。
アメリカやニューヨークラブ
の方には申し訳ないですが
私にはアメリカ英語、特にニューヨーク英語が、
その響きと雰囲気が、、、どうしても苦手なんです。


NHKをえんえんと聴いて日本語のリズム感がつかめたときは
「うっっわ!可愛い!うっわ!ステキ!!私も早くああなりたい!!!」と、
疲れるとかしんどいとか忘れるほど猛烈に勉強したのに、、、


で、最近はあえてポットキャストでBBCのをダウンロードして聴いています。
せっかくなのに、アメリカの大統領選の話ばっかりでアメリカ人の町中インタビューなどが多く「こっちのチャンネルと一緒やん!!!」と
残念な日々です (^_^;A


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